卒論で引用を行う場合、URLを記載するかどうかは、使用する引用スタイルや大学の規定によって異なります。一般的なルールとしては、インターネット上の資料を引用する際に、URLを記載することが推奨されています。
- 引用スタイルごとの違い
卒論では、主に以下の引用スタイルが使用されることが多いです。それぞれにおけるURLの扱いについて説明します。
APAスタイル(主に社会科学系)
インターネット上の資料を引用する場合、URLを必ず記載する必要があります。
引用の形式例:
著者名, A. A. (年). タイトル. 出典名. URL
例:Tanaka, Y. (2020). 日本の経済動向. 日本経済学会. https://www.japan-economics.com
MLAスタイル(主に人文学系)
MLAスタイルでは、インターネット上の資料の場合、アクセス日とともにURLを記載することが求められます。
著者名. “タイトル.” サイト名, 発行日, URL. アクセス日.
例:Tanaka, Y. “日本の経済動向.” 日本経済学会, 2020年, https://www.japan-economics.com. アクセス日: 2021年4月1日.
シカゴスタイル(広範囲に使用される)
シカゴスタイルでもインターネット資料にはURLを記載することが推奨されています。
引用の形式例:
著者名. “タイトル.” サイト名. 発行日. URL.
例:Tanaka, Y. “日本の経済動向.” 日本経済学会. 2020年. https://www.japan-economics.com.
- URL記載の必要性
学術的な信頼性:インターネット上の資料を引用する際には、正確なURLを記載することで、その情報源が確認可能になります。
最新の情報を確認:インターネット上の情報は更新されることが多いため、アクセス日時を明記することが推奨される場合もあります。特に、特定のページが変更されたり、削除されたりする可能性があるためです。 - URLが必要ない場合
一部の書籍や学術論文など、印刷された資料を引用する場合には、URLは不要です。その場合は、出版情報やページ番号など、必要な書誌情報を記載します。 - まとめ
インターネット上の資料を引用する場合、基本的にはURLの記載が求められます。
引用スタイルに従い、必要に応じてアクセス日などの情報も付け加えることが大切です。
引用スタイルや大学の卒論ガイドラインに基づいて、適切な形式を選んで記載しましょう。
URLの記載は、インターネットの資料を信頼性あるものとして証明する重要な要素となりますので、忘れずに記入することをお勧めします。