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卒業論文

卒論の中間発表、どう乗り切ればいい?

卒論の中間発表をいかにして乗り切るかは、大学を無事に卒業するためには欠かせません。大学によっては中間発表がないこともあります。しかし、大抵の大学では卒業研究の関門として中間発表が設けられています。中間発表が目の前に迫ってきたときにはどのような対応をしたら良いのでしょうか。

#卒論の中間発表の位置付け

卒論の中間発表はどのような位置付けになっているかが学部学科によって違います。中間発表がない大学もあるのは、教育課程に盛り込むのが義務付けられているわけではないからです。卒論の中間発表を乗り切るには位置付けを正しく理解して対応するのが重要なので、一般的な考え方を知っておきましょう。

・卒論の中間発表は教育の一環

卒論の中間発表は学士の学位を取得して、大学の卒業生として十分な能力を身につけさせるための教育の一環としておこなわれています。卒業のために必要な単位を取得するための一つのプロセスとして位置づけられているのが一般的です。卒業発表をする前のトレーニングの機会とされていることが多く、大きな失敗をしても問題にはならない傾向があります。成績的にどのような位置付けにしているかは学部学科次第ですが、大きな問題を起こさない限りは卒業できなくなることはあまりありません。中間発表を通して成長できるかどうかがむしろ課題になります。

・中間発表のフィードバックを生かすのが卒業には必要

卒論の中間発表では指導教員だけでなく、他の教員からもさまざまなフィードバックを得られます。そのフィードバックを生かして卒業研究を進めていき、本番の卒業発表や卒論の内容をより良いものにできるかどうかが重要なポイントです。中間発表では自分の研究についてしっかりとわかりやすく示し、問題点を指摘してもらうというくらいの気持ちで取り組むのが良いでしょう。中間発表では体裁を整えるのも重要なポイントです。研究発表として必要な体裁になっているかどうかも評価ポイントになるので、きちんと一般的な研究発表の流れにしたがうようにしましょう。

#卒論の中間発表の乗り切り方

卒論の中間発表を何とかして乗り切りたいと思ったときには、押さえておきたいポイントが5つあります。うまく中間発表をこなしている人は概ね以下のポイントを理解して準備を整えているので参考にしてください。

・中間発表の要件を確認する

まずは学部学科から出されている中間発表の要件を確認しましょう。発表資料の作り方や記載すべき内容などが細かく決められていることがよくあります。ガイドラインに従うのは最低条件なので、説明をよく読んで理解してから中間発表の準備を始めるのが大切です。

・過去の中間発表の資料を見て準備する

卒論の中間発表は過去にもおこなわれています。過去の中間発表の資料を見て準備をするのは賢い方法です。学部学科の図書館に過去の資料が保管されていることがよくあります。また、所属先の研究室やゼミなどで卒業生が作成した資料を保存していることも多いので確認してみましょう。参考があると的確なプレゼンテーション資料を作り上げることができます。

・指導教員と十分にディスカッションをする

中間発表の準備をするときには指導教員と十分にディスカッションをしましょう。自分一人だけで考えるよりも、優秀な人とのディスカッションを通して考察をする方がより良い考えを生み出せるからです。また、プレゼンテーションの作り方や構成の仕方などについてもアドバイスをもらえます。指導教員に研究の経過や結果を示して、どのような構成で中間発表をするかを相談しましょう。

・先輩と相談して想定される質問を考える

中間発表を乗り切る上で重要なのが質疑応答の対策をすることです。自分だけではどのような質問があるかがわからかいことが多いでしょう。大学院生の先輩がいるなら、先輩に相談して想定される質問を考えるのが効果的です。先輩は中間発表も卒業発表も経験しているので、教員がどのような切り口で質問をするかをわかっています。想定される質問を考える上でとても力強いサポートになるでしょう。

・プレゼンテーションは繰り返し練習する

中間発表の準備ではプレゼンテーションの練習が肝心です。わかりやすく、インパクトのあるプレゼンテーションができれば指導教員だけでなく他の教員も感銘を受けてくれます。プレゼンテーションは練習しなければなかなかうまくなりません。必要に応じて先輩や同期に見てもらい、改善点を教えてもらうようにしましょう。

#まとめ

卒論の中間発表は教育の一環としておこなわれているため、完璧な内容でなくても問題ないのが一般的です。ただ、フィードバックを生かして卒業発表の完成度を高めることは欠かせません。恥をかかないためにも指導教員や先輩に協力してもらって、わかりやすいプレゼンテーションをするように心がけましょう。中間発表で受けたフィードバックを参考にして卒業研究の質を高めれば問題なく卒業できます。