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卒業論文

卒論の行間設定について、教えます。

卒論を書く際に、行間設定は非常に重要な要素です。行間設定を適切に行うことで、論文が読みやすくなり、また大学や指導教員の求めるフォーマットに合致させることができます。ここでは、卒論の行間設定について詳しく説明します。

  1. 行間設定の基本
    卒論の行間設定は、「1.5倍行間」または「ダブルスペース」に設定することが一般的です。これにより、文字が詰まりすぎず、読みやすくなります。また、行間が適切に取られていると、コメントや修正を加える余白も十分に確保できます。
  2. Wordでの行間設定方法
    Wordで行間設定を変更する方法は以下の通りです。

ステップ1: 「段落」設定を開く
まず、Wordの上部メニューから「ホーム」タブを選びます。
「段落」グループ内にある小さな矢印(設定ボタン)をクリックします。
ステップ2: 行間設定を変更
開いた「段落」ダイアログボックスの「インデントと行間隔」タブを選択します。
「行間」のドロップダウンメニューから「1.5行」または「2.0行(ダブルスペース)」を選びます。
ステップ3: 設定を適用
設定後、「OK」をクリックして変更を適用します。

  1. 行間設定の目安
    卒論のフォーマットに関しては、各大学や学部、学科で異なる規定がありますが、以下のポイントを参考にしてみてください。

1.5倍行間:読みやすさと印刷のしやすさを考慮したバランスの取れた設定です。多くの大学で推奨されています。
ダブルスペース(2.0行間):論文が長くなる場合に、空間を確保したい場合に適用されます。特に指示がない限り、ダブルスペースを選ぶことが多いです。
単一行間(1.0行間):これはあまり推奨されませんが、指定された場合や特別な事情がある場合に使用されます。

  1. 行間設定の注意点
    見やすさの確保:行間が狭すぎると文字が詰まり、読みづらくなります。逆に広すぎてもページ数が不必要に増えてしまいます。1.5倍行間またはダブルスペースが最適です。
    指導教員の指示に従う:卒論の提出前に、指導教員から特定の行間設定に関する指示がある場合は、それに従うことが最優先です。
    ページ数との関係:行間設定を変えることで、ページ数が多少前後することがあります。あらかじめページ数を気にせずに、フォーマットに従うようにしましょう。
  2. 行間設定の最終確認
    卒論の行間設定を変更したら、最終的に提出前に以下の点を再確認しましょう。

全体が一貫して同じ行間設定になっているか:章ごと、セクションごとに異なる設定がされていないか確認します。
スペースが適切か:行間が広すぎる、または狭すぎるといったことがないか、見やすさをチェックします。
目次や引用部分の行間も同じか:目次や参考文献部分など、特に指定がない場合でも一貫性を持たせましょう。

  1. まとめ
    卒論の行間設定は、「1.5倍行間」または「ダブルスペース」が一般的です。これにより読みやすさが確保され、指導教員からのコメントや修正も容易になります。Wordでの行間設定は簡単に変更できるので、最初に設定しておくと便利です。また、必ず大学や学科の規定を確認し、指導教員の指示に従うようにしましょう。

行間設定をしっかりと行うことで、卒論のクオリティを保ちつつ、読みやすく整理された論文を作成することができます。