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卒業論文

卒論で誤字脱字チェックをするとき、気を付けること。

卒論は長い文書であり、多くの内容を含んでいるため、誤字や脱字が混入しやすいです。誤字脱字は文章の信頼性を損なう可能性があり、最終的な印象にも影響を与えます。そのため、誤字脱字チェックは卒論を提出する前に必ず行うべき重要な作業です。ここでは、誤字脱字チェックを行う際に気を付けるべきポイントをいくつかご紹介します。

  1. 時間をおいてチェックする
    誤字や脱字は、自分で書いたものだとどうしても見逃しがちです。そのため、最初のドラフトが完成したら、少なくとも一日以上時間を空けてから再度チェックを行うと良いでしょう。時間をおくことで、文章に対する感覚がリフレッシュされ、誤字脱字に気づきやすくなります。
  2. 逆順で読み返す
    文章を順番通りに読んでいると、内容に集中してしまい、誤字や脱字を見逃すことがあります。そのため、誤字脱字チェックを行う際には、文書を逆順で読んでみましょう。つまり、最後の文から順番に読み返すことで、内容に関する前提を考慮せずに文字だけをチェックすることができ、誤字や脱字を発見しやすくなります。
  3. 一文ずつ確認する
    卒論は長文が続くため、つい全体をざっと読み返して誤字脱字を探してしまいがちですが、これは効率が悪いです。誤字脱字を確実にチェックするためには、一文ずつゆっくり確認することが大切です。文の流れを意識しながら、構成に違和感がないか、誤字や脱字がないかをしっかりとチェックしましょう。
  4. 同じ単語の繰り返しに注意
    誤字脱字の中でも、同じ単語の繰り返しを見逃してしまうことがよくあります。例えば、「必須」「必要」などの同義語が誤って繰り返し使われてしまうケースです。繰り返しがあると文章が不自然になるため、注意してチェックを行いましょう。
  5. 特殊な用語や専門用語を確認
    卒論では、専門用語や略語を使うことが多いため、これらが正確に書かれているかも確認が必要です。特に、学術用語や専門的な言葉は誤字を発見しにくいことがあります。自分の分野の正しい表記を確認するために、辞書や参考書、関連する研究をチェックして正確な表記を確認しましょう。
  6. 文章全体の流れを確認
    誤字や脱字をチェックする際には、文法や語句の選択にも注意を払いましょう。意味が通じているか、文章の流れがスムーズかどうかを確認します。誤字脱字だけでなく、誤解を招く表現や不自然な言い回しを修正することも重要です。
  7. ツールを活用する
    誤字脱字チェックのために、文章校正ツールを活用するのも一つの方法です。例えば、WordやGoogle Docsには、基本的なスペルチェック機能が備わっています。また、専用の校正ツールや日本語チェックソフト(例:日本語校正ツール「文賢」や「こみゅ」など)を利用することで、誤字脱字を効率よく発見できます。ただし、これらのツールは完全ではないため、最終的には自分の目で確認することが重要です。
  8. 引用部分をチェックする
    卒論では他の研究者の成果を引用することが多いため、引用部分の誤字脱字にも注意を払う必要があります。特に、引用文の中に誤字や脱字があると、オリジナルの意味が変わってしまう可能性もあるため、引用文を正確に確認することが欠かせません。また、引用元を間違えないように注意し、引用形式が統一されているかも確認しましょう。
  9. 確認は複数回行う
    誤字脱字チェックは一度やっただけでは完璧にはなりません。何度も確認することで、見落としを防ぐことができます。チェックを何回かに分けて行うことで、誤字や脱字を見逃すリスクを減らせます。
  10. 他人に読んでもらう
    自分でチェックしても、どうしても見逃してしまう部分が出てきます。そこで、できれば他の人に読んでもらうことをお勧めします。第三者の目線で読むと、自分では気づかなかった誤字や脱字を指摘してもらえることが多いです。特に、文章表現や意味が通じているかのチェックをお願いすることが有効です。

まとめ
誤字脱字は、卒論の完成度に大きな影響を与える要素です。自分の目でしっかりチェックするだけでなく、逆順で読む、文章全体を通して意味を確認する、ツールを活用するなどの方法を駆使して、誤字脱字を徹底的に見つけ出しましょう。これらのチェックを重ねることで、卒論がより一層完成度の高いものになるでしょう。