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卒業論文

卒論の目次のテンプレートはこれだ!

大学生の集大成ともいえる、卒業論文。単位がかかっていることもあり、スムーズに卒業したいなら、的を射た卒論を作成することはとても大切です。卒論の目次について、テンプレートを交えてご紹介します。

◇卒論と作文はちがう

大学時代の卒業論文、おそらく多くの学生さんにとって初めての経験ではないでしょうか。大学の卒業論文は、小学生の作文とはそもそも異なるもの。作文は自分の感情や日々あったことをまとめた日記形式の文章ですが、一方で卒業論文はひとつのテーマに対して、自分が学術的にリサーチしたテーマを掘りすすめて書いていきます。

このテーマについて、どう調べて、どう感じたのか学術的に記述をおこなっていくのです。またいきなり筆を進めていこうとすると、行き当たりばったりの中途半端な文章になってしまうので、はじめに「核」となる文章の構成を決めておきます。

文章の構成に気を配りながら文を書いていくと、横道にそれたり、脱線したりすることもなく芯のある文章が書けるようになります。何ページにもおよぶ長い論文だからこそ、自分なりに構成を考えて書き進めていくことが大切です。

◇卒業論文、目次のテンプレート

では具体的に、卒業論文の目次のテンプレートを見ていきましょう。

【卒長論文の目次】
・序章 はじめに
・第1章
※第1節
・第1項
・第2項

※第2節
・第1項
・第2項

※第3節
・第1項
・第2項

※第4節
・第1項
・第2項

※第5節
・第1項
・第2項

終章 おわりに

▼参考文献の一覧

◇卒業論文の構成の仕方

卒業論文では、はじめにから始まり、終章のおわりにまでつなげていきます。また途中にはいくつかの章があります。そして章の中には節があり、その中に項とよばれる項目があります。章や節、そして項の数は卒業論文の長さによっても異なってくるので、自分で随時調節をおこないながら、増やしたり減らしたりしていきましょう。

また最後には参考資料として、論文を書くときに引用した文献を挙げていきます。長文を書き上げたあとに文献を調べ直すのは困難な作業なので、引用した文献はその都度、メモやカメラ機能で残しておくと便利です。

ちなみに参考文献の欄に書く資料は、ちらっと見た程度のものはふくまれません。あくまで自分の卒業論文に引用をおこなった資料のみ、記載しておくので充分です。また本を引用する場合は、一般的に出版された年が古いものから先にリスト化していきます。時代の順番にならべていくことで、見やすいレポートにまとめることができます。

◇目次はブックマークのようなもの

また目次を作成するときに、多くの方が目次の付け方に悩むことが多いようです。どう組み立てていいのか思い浮かばずに、パソコンを打つ手が止まってしまうこともあります。そんなときには「どうして目次を書かなければいけないのか」その目的に立ち戻って考えることがおすすめです。

私たちが小説や雑誌を読むとき、たいていの本には前の方に目次が付いています。目次が付いているからこそ、この小説や雑誌が何をテーマに取り扱っているのか、どんな内容が書いてあるのか、わずか1~3分で推測することができます。

何万字にもおよぶ卒業論文に、まったく目次を付けずに出したら、受け取った教授はどう思うでしょうか。最初から最後まで目を通さなければ何が書いてあるかわからない卒業論文は、どう考えても苦痛しかありません。

一方で何万字にもおよぶ卒業論文に、少しだけ手を加えて目次を設定してあげると、それだけで見ちがえたように見やすく読みやすい卒業論文に仕上がります。「この論文にはこのような内容が書いてあります。だからぜひ、読んでみてください」と読む相手に訴えかけることができる手段が目次になってくるのです。

理想をいうと、目次を読むだけで卒業論文のテーマがわかってしまう、そんな目次を作成していきましょう。いい目次を作成することで、卒業論文がぱっとあかるくなり、手に取ってもらいやすく高評価になれる卒業論文になっていきます。

◇目次は最終的に、変えてもいい

また最初におおまかな目次を作成しておいても、文章を書いている途中で、目次に書かれた項目と文章がかけ離れてしまうことがあります。そのまま提出してしまうと、筋のとおらない論文になってしまいます。

全体に目をとおしてみて目次と本文の内容が離れてしまっていたら、提出前に推敲をおこない目次の内容を修正していきましょう。目次に書かれているのはその段落に書いてある、いわば看板のようなもの。看板におそばと書いてあるのに、一歩お店に入ってみてハンバーガーのお店だったら誰もがガッカリしてしまいます。そうならないように、本文の内容が変わってしまったら、目次の項目も随時修整をかけていくことが大切です。

最後にいい卒業論文を書こうと思えば思うほど、緊張して筆が進まなくなることもあります。有名な人の卒業論文と比較すると、たしかに学生の方の卒業論文は見劣りしてしまうかもしれません。自分のこれまで調べてきたことに自信をもって、あなたらしい論文を書くことが大切です。