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卒論のインタビューをZOOMで行う方法って?

卒論のインタビューをZOOMで行う方法って?

大学生のみなさん、卒業論文の執筆に向けて本格的な調査に取り組む時期が訪れましたね。中でも重要なのが実証データを得るためのインタビュー調査です。しかし、コロナ禍で対面での調査が難しい状況が続いています。そんな中、オンラインでインタビューを実施する方法として注目されているのが「ZOOM(ズーム)」です。

ZOOMはWeb会議システムとしてビジネス分野で活用されてきたツールですが、操作性の良さと機能の充実度から、卒論のインタビュー調査にも最適と言えるでしょう。対面に近い臨場感のある質の高いコミュニケーションが実現できるのが最大の魅力です。

映像と音声が同期しているため、相手の表情やボディランゲージ、話し方などを手に取るように感じ取れます。これにより、インタビュー対象者の本音に迫ることができ、より深い実態を掘り下げられるはずです。さらにZOOMには便利な機能が満載されています。

画面共有機能を使えば、インタビューに必要な資料やデータを示しながら質問することも可能です。状況を具体的に示せるため、質問に対する回答も的確なものになり、実りある調査が期待できます。

またZOOMでは、クラウド上へのインタビュー録画データの保存が可能です。インタビューで大切な発言を見逃してしまっても、録画を繰り返し視聴することで正確に内容を記録に残せます。卒論作成の際に重要な実証データを生かしきれるでしょう。

しかしながら、オンラインインタビューを行う際には様々な注意点もあります。通信環境の良し悪しで音質や画質が大きく変わり、スムーズなコミュニケーションがとれない可能性があります。事前に十分な環境チェックが必要不可欠です。

さらに、ZOOMでもセキュリティ対策は施されていますが、プライバシーへの配慮は欠かせません。インタビュー録画データは機密情報の塊です。厳重に取り扱い、漏洩のリスクを完全に払拭する対策が求められます。

このようにZOOMでのインタビュー調査には様々な準備が必要となるため、まずは計画的に体制を整える必要があります。質の高い実証データを得るには、インタビュー前から周到な準備が重要なのです。

具体的には、適切な設定とZOOMの機器環境を整えることから始めましょう。安定した通信環境を確保するため、外部マイクやWebカメラなどの補助機器も活用しましょう。

次に、インタビュー対象者への情報提供が肝心です。事前に質問項目や調査目的、所要時間を明確に説明し、文書にまとめて送付します。これにより相手の理解と協力が得られ、スムーズな進行が期待できます。

インタビュー当日は、落ち着いた静かな場所で実施し、必要な資料やメモなどを手元に用意しましょう。集中を切らさないため、長時間に及ぶ場合は適度な休憩を取り入れるのが賢明です。

そしてインタビュー終了後は、録画データをしっかりと確保し、内容を正確に記録することが重要になります。引用に値する箇所を丁寧に書き起こすなど、質の高い分析につなげていく作業が欠かせません。

このように、ZOOMを利用したインタビュー調査は、準備から実践、事後作業に至るまで、慎重な対応と地道な努力を要します。しかし、そうした労力を払えば、対面に近い質の高い実証データを得ることができるはずです。今後のデータ収集の要となる、極めて重要な調査作業です。

インタビュー後は、感謝のメールを送ることも忘れずに。マナーです。

オンラインであってもインタビュー本来の目的を見失うことなく、ZOOMの機能を最大限に活用し、卒業論文の質向上へと結びつけていってください。少しずつでも着実にインタビュー調査を重ね、納得のいく内容に仕上げていきましょう。